2018年度YOSHI基金生Ms. Zahra Najafiの紹介

オハイオ州出身の16歳女子、イスラム教を信仰。東京でホームステイ。178センチの長身で
ヒジャーブ(イスラム教信仰を示すスカーフ)をくるくると巻き頭に飾って外出すると、
ひときわ目立つ。向上心が強く、自国で半年日本語を学んだだけだが、訪問先の旭丘高校や
名古屋米国領事館、名市大では、ほぼ日本語で通した。名古屋では、服部宅に
3泊4日ホーム
ステイ。名古屋城、熱田神宮、日本画や映画鑑賞などを楽しんだ。

射殺事件より26年、旭丘高校生徒会主催による交流会 12月18日

上 スピーチするザーラ

下 猟友会 中野さん

下 交流会の様子。正面生徒会と右側は旭丘高校生

左側はAFSの留学生

ザーラ、AFS留学生東海支部3名・北支部1名、支部長の吉村と支部員3名、
YOSHIの会から
3名、愛知県猟友会名古屋支部支部長の中野一路さんなど13名が参加した。
旭丘高校からは
15名の参加だった。
冒頭で支部長の吉村が、今年の奨学生ザーラを紹介し、AFS東海支部がYOSHI基金の
活動をサポートしていることについて報告。

旭丘高校生徒会副会長丸野君の事前学習発表

「アメリカでは、銃規制を強化しても、今のままでは銃による事件を防ぐことは難しい。
という見解と「スイスの銃とアメリカの銃の違い」を調べ発表した。スイスでは、銃は国の
平和を国民が守るためのものであり、厳しい銃規制と銃の使い方の学習により事件が少ないこ
をプリントを配布して詳細に述べた。

ザーラのスピーチ

アメリカ人は(銃を許可する)憲法を大切に思っている。それが銃規制の進まない原因とし
法律より先に銃の教育が必要に思うと述べた。またフロリダの高校生が銃規制を訴えて活動
しているが、まだ自分(ザーラ)は銃に関して考えが定まっていないとも述べた。

中野一路さんのスピーチ

日本では、自衛のため持つとの発言が発覚すれば、その時点で、狩猟やスポーツ用銃は許可
されない。所持のためには身元調査があり、周りの反対があっても所持できない。
また
3年に1度の許可更新があるなど大変厳しい銃規制があると、猟友会に所属し銃砲店を
経営する立場から発言された。

フリートーク

銃犯罪には、その根っこに差別や貧困もある、米国では、銃の事件は日常的な現実になって
いる、アメリカ人の建国の理念からくる憲法を守る誇りも理解できる、日本には、銃はそもそも
悪いものだという認識があり持とうという発想がないことに驚く、などいろいろな意見が出された。
今回は、三者のスピーチを通じ、米国、スイス、日本の銃の所持を詳細に比較できたことで、
参加者が、多くを学び考えることができた。会場を提供していただいた旭丘高校および主催者の
旭丘高校生徒会の皆さんと、愛知県猟友会名古屋支部支部長の中野さんに心から感謝したい。
(文責 服部美恵子 情報提供者 山田通子)

記念樹(桜とモクレン)の前で。前列左端から4人目ザーラ、右から4人目アメリカのケーレブ、3人目コスタリカのスイ、
2人目フィリピンのマイ、右端インドネシアのニバ。後列左から2人目生徒会副会長丸野さん、4人目会長の島村さん、
5人目議長の谷さん、7人目猟友会の中野さん、後列右端は松井支部員、右から2人目YOSHIの会会員清水、3人目吉村支部長、
4・5人目は山田・水野各支部員。

Gary Schaefer在名古屋米国領事館首席領事と面会 12月19日

12月19日午後2時、ザーラ、AFS名古屋地域本部の古嶋加奈子さん、服部政一・美恵子の
4名で名古屋米国領事館首席領事Gary Schaeferさんを訪問。SchaeferさんはALT(英語助手)として岐阜県で教えた経験や、ブラザーミュージアムは、観光にお勧めなどと、きさくに名古屋の
良いところを紹介。ザーラは、将来何になりたいか決めていないが、今の職業を
Schaeferさんが
いつ選んだかなど質問。また銃規制に関しては「法律も大事だが教育が大事。」と意見を述べた
古嶋さんは、来年の
YOSHI基金生は、例年の年間プログラム1人に加え、語学留学枠でマージョ
ー・ストーンマン・ダグラス高校から
2名が来日すると報告した。(文責 服部美恵子)

名市大の平田ゼミに参加 12月20日

ザーラは、名市大で平田ゼミの学生さん達19名と交流。用意したスピーチを読み上げ、
終始リラックスした様子でデイスカッションに参加した。進行役の学生さんが日本語と英語で
巧みにリード。ライフル協会のトップは(銃が手放したくないなら、)徹底した安全教育を
所持者に義務づけるべきなど、具体的な話がでた。ザーラも銃教育の必要性を発言した。
銃は(日本のように)日常の社会生活にないほうがやはりよいという強い意見もあった。